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2014年8月28日 (木)

クラウド事業を継続していくための投資についての考え方

クラウド事業を営んでいると、どうしても「投資」というシーンが多くなります。

クラウド投資にも3つ(+1)あります。

  1. 顧客増加に伴う投資
  2. 時間経過に伴う投資
  3. 事業強化に伴う投資
  4. (事業撤退に伴う投資)

もちろん、上記以外に、事業を始めるときには、それなりの大きな投資が必要ですが、今回は、クラウド事業を継続していく上での投資についてです。

総じて、どの投資も、常に早いタイミングで行うような状況になることが、事業としてはとても健全な状態であると思います。

ただそのタイミングは、いわゆる「ニワトリかタマゴか?」的なことになるのですが、私個人としては、単純に・・・・

  • 単月黒字化し初期投資分が回収できるまでは=「ニワトリ」
  • その後は=「タマゴ」

って感じの投資タイミングが良いのではないかと思います。多くのクラウド事業者が、なかなか収益ベースに乗れないのは、初期投資に関する考え方とその後の投資タイミングなんだと私は思っています。当然、そのクラウド事業自体が、収益性の高いものかどうかは論ずるまでもないのですけど。

なぜ、こんな話題を今回投げているかと申しますと、このところ来期(当社決算は9月)の予算を作成しているところで、人員以外で、このクラウドへの投資が最も大きいことから、いろいろと試行錯誤しているところなんです。

2009年1月にリリースした当社のクラウド事業は、1年目には単月黒字化し、2年目には初期投資を回収し、以後は大きな当社の収益の柱に成長しています。ゆえに、前述したとおり、クラウド事業に対する投資は、いろんな成長度合いを計算した「タマゴ」的な投資を行い、また、都度入る大きなビジネスには臨機応変に拡張を行っています。

私がもっとも投資に対して注意するのは、上記3つのクラウド投資のうち、「2:時間経過に伴う投資」です。

まず、当社の事業の場合、顧客数が増加しようがしまいが、時間の経過と共に常にコストは拡大していきます。つまり、如何に短時間で、顧客数を増加させ、想定した領域を使い切り、次の新環境に切り替えることができるかが、収益をアップさせていく上で大きなポイントになっていきます。

逆に、時間が掛かりすぎるということは、想定した顧客数に達しないまま、用意した領域を使ってしまうということで、1アカウント単位でのコストが大きくなり収益性を下げていきます。

つまりクラウドビジネスは、結果的にどれだけ顧客数があればいいかではなく、どれだけ短時間にその結果まで持っていけるかが大きなポイントなんです。(例:同じ10000acでも、12ヶ月目に到達するか、1ヶ月目に到達し12ヶ月までそのままか、の違い)年間の売上は、契約数の”線”ではなく、売上の”面”で見ないといけないんです。

さらに、クラウドビジネスを経営していく上で重要なのは、その投資に対する「回収率」です。事業拡大にはそれなりの強気な投資も必要な時があります。でも、闇雲に投資し、「将来見込んでの事だから仕方ない!」と論じる経営者は疑問です。正直、今のITの世界では、ちょっと先のことすら想定することは困難です。だから、投資するにしても、どれくらいの短期間で、どれくらいを回収するという指標を常に意識していないと、必ず失敗事業になり、しかも、中途半端であればあるほど、押すも引くもできない負のスパイラルに陥ることになります。

そういう状況をこれまで身を持って経験していきている当社メンバーは、こういう予算を作成する時、かならず「ネガティブ」なものを出してきます。ネガティブと書くと語弊がありそうので、正しくは、「必要最低限な現状をベースにした投資」としましょう。

でも、これでは、「当社」の「今から」の「クラウド事業」には正しくない投資設定です。

だから、何度もやり直しさせています。

なぜなら、2015年以降、

『厳しい戦いに耐えながら、最大限の強気で投資をし一定の高水準の収益性を保ち、且つ成長していけるクラウド事業者』

だけしか生き残れない、時代に突入していくからです。

ここ数年、急激にクラウド時代へとシフトし、大小様々な多くの企業がこぞって参入しています。でも、1年くらいやって単月黒字化すらしない、しかも、初期投資回収もせず追加投資せざる得ないようなクラウド事業者は、一刻も早く撤収したほうがいいと思っています。これから先のほうが、更に厳しくなります。今、そこそこ儲かっていない事業は、たぶん無理です。

現在当社が運用管理している「CYBERMAILΣビジネス」は、約20万アカウントのお客様にご利用いただいております。ここまで来ると、さすがに撤収するという選択肢はありまえん。つまり、これだけの多くの企業のライフラインと言えるメールシステムを、安心安全に提供していく義務があり、そのための日々の投資は重要です。同時に、より多くのお客様にご利用いただくために、更に進化していくことへの投資も欠かせません。

正直、何もしなければ、利益率はもっともっと高くなります。

しかし!、それではクラウド時代は生き残れません。だから、当社は、これから、これまで以上に積極的な投資を行い、信頼されるクラウドを提供していきます。

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